ヒロホの自由ブログ

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給食のトラウマ

こんにちは、ヒロホです。

皆さんは小学校時代、給食が好きでしたか?美味しく楽しく食べていましたか?

 

今回の目次です。

給食のトラウマ

ネットニュースを見ていて、こんな記事を見つけました。

 

家族や友達との食事でも”吐き気と動悸”、給食のトラウマが引き起こすこともある「会食恐怖症」とは12/4(火) 18:40 山田みずきさん  
多くの人にとっては学校生活の楽しみの一つだったであろう「給食」。しかし、完食できず先生に怒られ、昼休みや掃除の時間になっても食べていたクラスメートもいたのではないだろうか。

渋谷で話を聞いてみると、 「苦手なものがあった時にも先生に“食べ終わらないと何もできないよ“ってプレッシャーをかけられた」(10代女性)  「居残りさせられた。“全部食べないと昼休みないよ“って」(20代男性)  「娘が違う部屋に連れて行かれて、そこで食べていた。けっこう怒られて、それがプレッシャーになって余計食べられなかった」(40代女性)  といった声が聞かれた。

 

 

私も完食ができなかった

実は私も、小学校四年生のとき、給食が全部食べられなくて辛い思いをしました。担任の若い男の先生は、「絶対全部食べなくては駄目」という考え方で、配膳の時に減らすという発想もなかったから、給食の時間が嫌でたまりませんでした。

 

食が細かったのと神経質なところがあったので、「大勢一緒に同じ時間内に同じ量の食事をほどよく楽しい会話をしながら食べる」ということができなかったのてす。

 

やがて給食を見るだけで吐き気がするようになり、小学校4年生の1年間は、一口も食べない日がたくさんありました。私の中では、口をつけなければ食欲旺盛なほかの誰かが食べてくれるから、食べ物を粗末にしたことにはならない、という考えもあったのです。

 

担任は「気分が悪くて食べられないなら保健室に行け。」と言いましたが、給食時間さえ終われば元気になると分かっていたので、頑として席に座っていました。

 

残すのは恥ずかしいこと?

記事の続きです。

一方、ネット上には「我慢して食べればいいんでない」「せっかくの食材がもったいない」「嫌いなものも努力範囲で食べることは重要では?」「大人になって嫌いだから食べられないは恥ずかしい」と言った意見もあり、なかなか理解してもらえないのが現実だ。 

 

こういう意見が根強いことはわかります。小さいころから「嫌いなら食べなくてもいいよ」と言われて育てば、自分の好きなものしか食べなくなる偏食がくせになって、健康にも良くないでしょう。でも、この記事を書いた山田みずきさんが提起しているのはそういうことではないのです。

 

個人差を無視した完食強制は、場合によってはきついトラウマになるのです。

 

私の場合、もし給食を家で食べることができたなら完食できたかもしれません。時間の制限がなく、周囲に家族しかいない状況なら落ち着いて自分のペースで食べられるからです。もし残しても、また後でおなかが空いたときに食べられるよう冷蔵庫に入れておくこともできるからです。

 

でも、それはかないませんから、給食の時間が過ぎるまで毎日辛かったです。

 

会食恐怖症

さらに記事は続きます。

実は今、こうした指導について賛否両論が巻き起こっているのだ。たとえば静岡県では、牛乳を無理やり飲まされた児童が心的外傷後ストレス障害PTSD」を発症したとして裁判に発展している。 田島治医師  また、こうした経験が大人になってからの食生活にも影響を及ぼすこともあるという。それがいわゆる「会食恐怖症」だ。外食や誰かと一緒に食事をすることに不安や恐怖を感じ、吐き気や動悸、パニック発作などを起こしてしまうというものだ。はるの・こころみクリニック院長の田島治医師は「完食を厳しく指導されるというのは、本人にとって非常に恐怖感、不安感を起こす。その結果として会食恐怖症が起こる可能性はある」と話す。  

 

もし、私が小学四年生の時にこの記事が出て、担任の先生に見せることができたなら、と思いました。私と同じようなことで苦しんでいる人がほかにもいるなんて驚きでした。

 

小学校を卒業して給食がなくなってからも、完食の強迫観念が染み付いていたので、他人との会食が苦手でした。「みんなの前で食事を残したら、食べ物を粗末にする人と思われてしまう」という意識が強かったのです。だからとにかく食事を出されたら黙々と食べるようになり、会話を楽しめませんでした。

 

楽しく食べていても、突然、給食のことを思い出して「食べ切れないかも」などと思ってしまうと、気分が悪くなり始めて止まらなくなりました。

 

食事中にみんなの前で吐いたりしたら最悪ですよね。何度か気分が悪くなってトイレにかけ込んだ経験もあります。必死にさりげなさを装って席をたったので気づかれなかったと思いますが、自分としてはとてもつらいことでした。

 

トラウマを克服

過去形で書いているのは、今はそういう症状がなくなったからです。

結婚して育児をするようになってから、他人と外食してもそういうことを考えなくなりました。最初の子どもができたのが30代前半なので、小学四年生から数えるとかなり長い期間苦しみましたが、大人になって人に強制されず自分のペースで食事できるようになってから徐々に改善していったと思います。

 

今だったらもし気分が悪くなれば「なんか気分悪くて食べられへん。悪いけど残すね~。」ぐらい言えてしまいます。そして、周りの誰もそれを咎めたりしません。

 

「トラウマを乗り越えた」というより、単に図太くなっただけかもしれません(笑)。でも、「つらかったら無理に食べなくてもいいんだよ。」と言ってくれる人がいたり、自分にもそう言い聞かせてきた効果もあったと思います。

 

筆者 山田みずきさんについて

以下、記事の続きです。この記事を書かれた山田みずきさんについてです。

3日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、この会食恐怖症の実情を取材した。

飲食店に入るだけで体の震え… 山田みずきさん  グラビアなどの活動を行う現役アイドルの山田みずきさんは、およそ2年前に会食恐怖症を発症した。山田さんにとって、友人や家族と過ごす食事は楽しみではなく、恐怖なのだという。飲食店に入るだけで吐き気や動悸に襲われ、体の震えや物を飲み込めないといった身体症状が出るのだという。そのため友人や仕事仲間と飲食店を訪れることがあっても、注文するのは飲み物だけだ。

「ファストフードや先にお会計できるところだと安心して入れるし、家族だと気持ちの状態によっては行けるけど、がっつりしたものはいけない。友達とも、小学生のように公園で遊ぶわけじゃないから、必ず“ご飯に行こうか“ってことになっちゃう。無理して行っても、食べていないと“ダイエットしてるの?“と言われる。ダイエットしていたとしても、空気を読んで食べるわと思う。こんなんだから、からかわれる」。山田さんにとっては、友人に会うことさえも苦しいことになりつつあるのだ。  

きっかけも因果関係も定かではないが、小学校時代に給食を完食できずに苦しんだ記憶があるのだという。「無理やり食べろと強要された経験はないが、5、6年生の時に給食が食べられなくて、よそってもらうこともしなかった。何かしらの影響があったのかなとも思う」。

私は山田みずきさんに感謝します。よくぞ書いてくださったと。

 

ずっと、こんなことで苦しんだのは自分だけだと思っていたけれど、他にも同じような人がいたと分かり、会食恐怖症という名前もあると知ることができてなぜかホッとしました。

 

対策はあるのか

 

それにしても時代が変わり、学校での給食の位置付けが栄養補給から食育へと変わった現在でも、同じような苦しみを味わっている人がいるのはどうしてでしょう。

 

みんなと一緒に同じものを食べるということが苦手な子どもにとって、給食は最初の関門なのかもしれません。

 

しかし、希望はあります。

記事の続きをお読みください。

日本会食恐怖症克服支援協会

去年5月、そんな食の悩みを支援する団体「日本会食恐怖症克服支援協会」を立ち上げたのが、山口健太代表だ。“食事が楽しくない“というような悩み相談が毎日のように寄せられる。  

山口氏自身、高校時代に所属していた野球部での“食トレ“を機に会食恐怖症を意識したという。「食事は楽しいものっていうのが共通の価値感だと思うが、自分だけは楽しめなかった。ネットで調べると、当時“外食恐怖症“という名前で出てきた。これかもしれないと思ったが、他に悩んでる人を知らないので、どうすればいいのかわからなかった」。 その一方、克服することに成功したという山口氏は相談者に対し、治るものだというふうに伝えているという。

苦しんでいる当事者が子どもの場合、周りの大人が対応してあげなければいけません。子どもには、自分がなぜそうなってしまうのか人に説明するのが難しいからです。

 

私も、小学四年生のときはなぜ給食のときに気分が悪くなるのかを具体的に説明できなかったので、周囲からは「好き嫌いを我慢できないワガママな子」と思われていたに違いありません。直すべきは私の性格や態度であって、給食の食べ方や量ではないと判断されていたと思います。

学校現場での取り組み

以下、残りの記事です。こういう風に考えてくれる学校や先生が増えることを望みます。

 

乙武氏が経験語る

現場での取り組みは独自の取り組みで対策に乗り出している学校もある。葛飾区のある小学校では、他校と同様に給食係が1人ずつ配膳していくが、その時にちょっとした配慮を行っている。それが、もともと食が細い児童や体調不良の児童、苦手な食べ物がある児童が食べきれる量に給食を減らせるというルールだ。減らした給食はそのままおかわりしたい人の分へ。無理に食べさせず、“楽しい“を心がけた給食時間によって、食べ残す量も減っているという。

担当教諭は「残せない雰囲気があると顔が固まってしまったり、食べることを嫌がってしまって楽しく会話をすることができなかったりする。無理に食べさせられると、“給食が嫌だ“イコール“学校が嫌だ“になってしまう」と話した。

小学校教員や都教育委員の経験もある作家の乙武洋匡氏は「私自身も小学生時代になかなか量が食べられず、掃除の時間に校長室で食べさせられていた。僕はこの量が食べられないのに、隣の男の子はこの量でも足りない。なのになぜ全員が同じ量を食べなきゃいけないんだという疑問を持っていた」と話す。

「ご飯を残すことが悪だとされる根底には、日本の“もったいない“の精神があると思う。でも、必要ないと感じているのに無理やり体に詰め込むのはもったいなくないのか。私はそれももったいないと思う。だから担任になった時に、完食はできた方がいいという前提で、自分がどれくらいの量だったら完食できるのかを覚えていく教育だと考え、配膳する段階で“少なめでお願いします“とか“多めによそってください“と調整させていた。もう一つ大事なのは保護者との連携だ。他の栄養素でまかなえれば好き嫌いがあってもいいと思っているのか、好き嫌い自体をなくしていきたいと思っているのか、そのあたりも綿密に把握して進めていかなければいけない。私のクラスの生徒に、みかんがどうしても苦手な子がいた。お母様と相談して、好き嫌いはなくしたいという方向でやってみたのは、お腹がある程度いっぱいになってから嫌いなものを出されても食べられないので、彼女だけ先にデザートのみかんから食べるようにした。最初は渋々だったが、お腹が空いているので食べることができた。そうやっていくうちに克服できた。もちろんアレルギー体質の子にそれをやってしまったら逆効果だし、よりトラウマになる。細やかなケアと保護者との連携が必要だと思う。また、注意しなければいけないのは、栄養の基礎知識がない中でビュッフェ形式のようなことをやらせてしまうと、好きなものばかりになって栄養的にかなり偏ってしまう危険性がある。とくに幼稚園や保育園では指導や見守りが必要な気がする」。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)